摘要
呉敬璉【著】/青木 昌彦【監訳】/日野 正子【訳】
二十余年にわたる力強い経済成長によって、中国は現代世界の注目の的となった。中国の現状と発展の方向が世界全体に重要な影響を及ぼすことに人々が気づいているからだ。本書は、1979年以降の中国経済改革に関する体系的分析であるとともに、近代経済学の分析用具とくに比較制度分析を利用して、過去および現在に直面したさまざまな問題についての鋭い考察を加え、包括的で洞察力に満ち、学問的に説得力のある「現代中国経済の全体像」を提供する。
二十余年にわたる力強い経済成長によって、中国は現代世界の注目の的となった。中国の現状と発展の方向が世界全体に重要な影響を及ぼすことに人々が気づいているからだ。本書は、1979年以降の中国経済改革に関する体系的分析であるとともに、近代経済学の分析用具とくに比較制度分析を利用して、過去および現在に直面したさまざまな問題についての鋭い考察を加え、包括的で洞察力に満ち、学問的に説得力のある「現代中国経済の全体像」を提供する。
源语言 | 日语 |
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出版商 | NTT出版 |
页数 | 433 |
ISBN(印刷版) | 9784757121621 |
出版状态 | 已出版 - 1 1月 2007 |
Author information
呉敬璉[ゴケイレン]1930年、江蘇省南京市生れ。1954年、復旦大学経済学部を卒業。現在、国務院発展研究センター研究員、中国社会科学院大学院教授、北京大学経済学研究科教授、中欧国際工商学院教授、中国人民政治協商会議全国委員会常務委員、経済委員会副主任。2005年中国経済学賞受賞。国際経済学連合(IEA)執行委員(2005‐08年)
青木昌彦[アオキマサヒコ]
スタンフォード大学タカハシ席名誉教授、スタンフォード大学経済政策研究所(SIEPR)上級研究員(Senior Fellow)、同大学フリーマン・スポグリ国際研究所(FSI)上級研究員(Senior Fellow)、一橋大学大学院国際企業戦略研究科大和証券グループ寄附講座担当客員教授。1938年生れ。受賞その他:日本経済図書文化賞(1971年)、日本学士院賞(1990年)、国際シュムペーター学会シュムペーター賞(1998年)、国際経済学連合(IEA)次期会長選出(2008年より就任)
日野正子[ヒノマサコ]
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学大学院経済学研究科修士課程修了後、中国語を学び、研究論文や実務全般の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Table of contents
第1部 総論(改革問題の提起;中国の改革戦略の変遷)第2部 部門別各論(農村改革;企業改革;民営経済の発展;銀行制度改革と証券市場の発展;財政税制改革;対外開放)
第3部 マクロ経済と社会階層の問題(新しい社会保障システムの建設;転移期のマクロ経済政策;転移期の社会関係と政府機能)
第4部 簡単な結論